
フェイスブックの楽しみ方についての調査によると、65%が「友達の近況をチェックする」、55%が「昔の友達を探す」、41%が「自分の近況を報告する」となった。
宿泊・観光業界として注目したいのが、「いいね!」を押したくなる友達の投稿内容や自分が投稿したくなる内容についてだ。
1位は「食べ物」で49%、2位は「旅行」で47%となっている。
友達の投稿を見て商品やサービスに興味を持つ割合も高い。「フェイスブックをきっかけに商品やサービスに興味・関心をもったことがある」と回答したのは約50%。そのうち、31.4%は「友達の投稿を見て」次いで高い割合は「広告を見て」で19.8%となっている。
企業が発信する広告よりも面識のある「友人」のコメントの信憑性が高いことの表れとも受け取れる。
【興味を持った後、60.9%が「インターネットで調べる」】
商品やサービスに興味を持った後の行動は1位が「インターネットなどで調べた」で60.9%、2位が「友人にシェアした」で25.5%、3位が「購入した」で13.6%。こうした行動パターンを踏まえると、宿泊業界においては、自社サイトのコンテンツ充実や予約導線の作り込みが課題として浮かび上がる。
フェイスブック→自社サイト→予約という販路が確立できるかもしれない。自社のフェイスブックを立ち上げ、ファン化を促進しようとするホテルも現れている。
【自社フェイスブック限定割引などが有効】
企業のフェイスブックページで見たい内容については、「フェイスブック限定の割引クーポンなどの特典」や「新製品開発の際、個人の意見を取り入れて欲しい。取り入れたら試作品プレゼントなどの特典も」といった意見が出ている。
ホテル業界に特化して考えると、フェイスブック限定宿泊割引や新プラン企画に対する意見を応募し、完成次第招待するといったところだろうか。
フェイスブックを定期的にチェックしてくれるお客様はファンの1人と考えられるだろう。予約サイトに手数料を支払うよりも、フェイスブックに特典を提供する方が、割安で顧客囲い込みにも有効かもしれない。
(2012/4/5 国際ホテル旅館より)
弊社がコンサルティングしている高級旅館のフェイスブックページでは、日々の情景、風景をウォールにアップして
フェイスブックユーザーとの繋がりを強化し、自社公式ホームページへの導線を強化しております。
(参考施設)
水の里恷 富岳群青 様
コンサルティング事業部 部長 関内潤